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ドラマ『炊飯道』

用語解説GLOSSARY

あいうん - がま【愛雲釜】

愛に瑞雲乃文様入り鋳鉄羽釜(あいにずいうんのもんよういりちゅうてつはがま)」の通称。
直江兼続から米継上下守直盛に賜ったとされている炊飯道の宝。 一説には、かの有名な兼続公の『愛』の兜はこの釜の模様からインスピレーションを得たと言われている。(諸説あり)
その後米継上下守直盛から弟子へと渡り、果たすぃ合いに勝利した家元に受け継がれるようになった。 現在は下村家が所持している。
果たすぃ合いの釜合わせの儀式の時まで日の目を見ることはない。

愛雲釜

かま - あわせ【釜合わせ】

果たすぃ合いの際、両家が持参した釜が愛雲釜と同じ大きさかどうか比べる儀式のこと。

かみむら - け【上村家】

炊飯道の家元のひとつ。

  • 上村家家紋▲ 家紋
  • 上村家▲ 上村家
  • こめつぐ - かみしものかみ - なおもり【米継上下守直盛】

    炊飯道の実質的開祖。直江兼続の命を受け、炊飯に生涯を捧げた。
    全てを捨てて炊飯のみに心を砕き続けた結果、いつしか炊飯の鬼<炊飯鬼(すいはんき)>の異名をとる。
    晩年にはめしわずらいを患い、米を口にすることはおろか触ることもできなくなったが、炊飯道の極意を2人の弟子に口伝にて受け継いだ。(諸説あり)

  • 米継家紋▲ 家紋
  • 米継▲ 米継上下守直盛
  • しもむら - け【下村家】

    炊飯道の家元のひとつ。

  • 米継家紋▲ 家紋
  • 米継▲ 下村家
  • すぃ - ぎょう【すぃ行】

    炊飯道の修行のこと。
    すぃ範候補とすぃ範代候補は炊飯者の元を訪れ、炊飯の技を全て習得しなければならない。

    米 保管 水 計量 研ぎ 炊き ぬか釜 蒸らし 混ぜ ※クリックで拡大します。
    すぃ - はん【すぃ範】

    炊飯道の継承者のこと。
    上村家下村家のすぃ範候補のうち、果たすぃ合いに勝利した家元の候補がすぃ範となる。

    すいはん - じゃ【炊飯者】

    炊飯の技を受け継ぐ者たち。
    南魚沼には、米・保管・水・計量・研ぎ・炊き・ぬか釜・蒸らし・混ぜの炊飯者が存在する。

    すぃはん - だい【すぃ範代】

    炊飯道の師範代のこと。
    すぃ範の代理として果たすぃ合いに出場することができる。

    すいはん - どう【炊飯道】

    新潟県南魚沼市に古くから伝わる炊飯の芸道。
    米沢藩家老・直江兼続が始めたとされ、その開祖は、米継上下之守直盛と言われている。
    極意は米継上下守直盛の口伝にて2人の弟子に受け継がれ、それぞれが家元と呼ばれる2つの家系となった。
    米継上下守直盛亡き後も、代々この両家から選ばれた継承者によって受け継がれている。
    (諸説あり)

    なおえ - かねつぐ【直江兼続】

    戦国武将、米沢藩家老。
    あまり知られていないが炊飯道のフィクサーである。(諸説あり)

    直江兼続
    ぬか - がま【ぬか釜】

    米作地域で使用されてきた炊飯道具。
    乾かした杉の葉と籾殻を燃料にして米を炊く。

    はたすぃ - あい【果たすぃ合い】

    神前で行う炊飯対決のこと。
    上村家下村家、両家のすぃ範候補が炊飯の腕を競い合う。
    これに勝利すれば晴れてすぃ範となり、愛雲釜を手にすることができる。

    果たすぃ合い ▲ 果たすぃ合いの様子

    めし - わずらい【めしわずらい】

    別名:PRH症候群(Psychogenic Rice Hyper sensitivity Syndrome)
    米、及び米の加工食品全般に触れなくなる心因性の病気のこと。
    米に触れると嘔吐と痙攣が止まらなくなり、最悪の場合死に至る。
    原因はまだ解明されていないが、米と炊飯のことを考えすぎた者が疾患すると言われている。
    (諸説あり)
    晩年の米継上下守直盛もこの病気を患っていた。

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